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荒川橋梁(あらかわきょうりょう)は、東京都北区赤羽と埼玉県川口市舟戸町の間で荒川に架かる東日本旅客鉄道(JR東日本)東北本線の密接する3本の複線鉄道橋である。下流側の複線が電車線(旅客案内上は京浜東北線)、中央の複線が列車線(旅客案内上は宇都宮線(東北線)・高崎線・上野東京ライン)、上流側の複線が貨物線(「東北貨物線」、旅客案内上は湘南新宿ライン)で、当橋梁は電車線では赤羽駅・川口駅間、列車線・貨物線では赤羽駅・浦和駅間にある。右岸堤防を挟み、すぐ南側に隣接して新河岸川に架かる橋長87メートルの新河岸川橋梁(しんかしがわきょうりょう)がある〔。この記事では新河岸川橋梁についても合わせて触れる。 == 建設の背景 == 東京と高崎を結ぶ鉄道路線は、当初は私鉄の日本鉄道が運行するものとして着手された〔。この区間では政府も鉄道の建設の調査を事前に行っており、その経路としてお雇い外国人のリチャード・ヴァイカーズ・ボイルは既存の新橋駅(後に貨物駅となった汐留駅)から北上して上野・王子を通り、当時戸田川と呼ばれていた荒川に架橋して、鴻巣・熊谷と経由して高崎に至るものを提案していた〔。他に小名木川を起点とする案や、川越を経由する案もあったが、最終的にボイルの案が選択された〔。しかし予算の面から政府による着工は見送られ、民間の日本鉄道が創設されてこの路線を担当することになった〔。とはいえこの時代には民間に鉄道建設の能力はまだなく、実際の建設作業は鉄道局に全面委託されることになった〔。 前述のようにボイル案は新橋から皇居の東側を北上して上野を通るものであり、また官設鉄道の新橋 - 横浜間鉄道との連絡を品川駅として、西側を北上して赤羽に合流する案もあったが、東側を周ると繁華な市街地を横断することになり費用がかさむこと、品川から北上する案も距離が長くなり東側ほどではないが費用がかかることから、当面の起点を上野に留めて費用を大幅に節約することになった〔。こうして上野から北上して高崎へ向かう鉄道の一部として、荒川橋梁が計画された。 荒川に架橋するに当たっては、橋梁をできる限り短くするために、川に対して直角に線路を進入させるように計画されており、橋の前後の路線を含めるとS字に曲線を描いている〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「荒川橋梁 (東北本線)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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